JAL 神戸空港から撤退…(>_<)
日航、来年6月までに16路線廃止

公的管理下で再建中の日本航空は5日、国内線8路線、国際線8路線の計16路線を2010年6月までに順次、廃止すると発表した。
企業再生支援機構の関与の下で策定中の再生計画に盛り込むことにしており、同計画では計45路線前後の廃止を打ち出す見通しだ。
中部―釧路など4路線は、他社便の運航がなく、廃止後は別の空港での乗り継ぎなどが必要になる。また、神戸空港からは日航便が姿を消す。
不採算路線での運航をやめて収益性を高めるねらいで、日航は、16路線の廃止による赤字削減効果を年間71億円と見込んでおり、廃止に伴い人員約200人の配置転換などを検討する。
さらに、静岡空港と札幌、福岡を結ぶ2路線、松本空港と札幌、伊丹、福岡を結ぶ3路線も、地元との協議を経て廃止を正式決定する見通しだ。
09年度に入り、日航は既に12路線の廃止を発表している。5日発表の16路線と、静岡、松本両空港の計5路線を加え、33路線となる。

日本航空が神戸空港からの全面撤退を正式に発表した5日、地元神戸市や経済界は大きな衝撃を受けた。「全日空やスカイマークなど、他の航空会社に増便を…」と関係者らは今後の対策に望みを託すが、手詰まり感は否めない。
「採算が合わないとの説明を受けたが、思いあたるふしがない」。神戸空港を運営する神戸市みなと総局の後藤範三空港事業室長は、記者会見の席上でも戸惑いを隠せなかった。
神戸空港発着の5路線22便のうち、日航は3分の1以上となる4路線8便を運航。平成20年度の利用客数は約105万人と空港全体の約4割を占めた。年間平均搭乗率も20年度67.7%、21年度(4~9月)70.8%と比較的高い数字を維持している。矢田立郎市長は「理解できず、受け入れがたい」とコメントした。
経済界の不満も強い。神戸商工会議所の小寺隆理事は「これ(高い搭乗率)でもだめなのか、という思いだ」と肩を落とした。

ちなみに、撤退する空港は神戸のほか、中国の杭州と青島、アモイの3カ所とメキシコ。今回の路線廃止による収支改善効果は71億円で、国内外で約200人(うち神戸が約100人)を削減する。航空機は10機が不要になる。支援機構からも廃止に了解を得ているという。

JAL 神戸空港から撤退…(>_<)_e0026606_23161426.jpg
JAL 神戸空港から撤退…(>_<)_e0026606_23254859.jpg

by lovekado | 2009-11-05 23:19 | みなとこうべ
<< オリンパス・ペン E-P2 正式発表 091105けさのルミナリエ(^^) >>