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神戸新交通の8000系、運行28年で勇退
神戸・三宮とポートアイランドを28年間、結んできた神戸新交通「ポートライナー」の初代車両「8000系」が、新型車両の登場で引退することになり、運行最終日の来月8日、「引退セレモニー」が催される。
ポートライナーは国内初の新交通システムとして1981(昭和56)年2月に開業。8000系は12編成72両が製造された。コンピューター制御による無人運転を実現し、神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア '81)の観客輸送に貢献した81年は、利用客数年間2,520万人を記録した。
その後、利用は低迷していたが、2006年2月の神戸空港開港、07年のポートアイランドへの私立3大学の進出などで増加に転じ、08年は27年ぶりに2,000万人を突破した。
これに対応するため、神戸新交通は8000系に比べ定員が約1割多く、軽量のステンレス製で加速性能に優れる新型車両2000系を08年3月から導入。今年8月までに17編成が製造された。
引退セレモニーは来月8日午前10時半から三宮駅ホームで。同日午後1~4時には中ふ頭の車両基地で撮影会も開く。また、今月23日~11月8日、限定1,000組の記念乗車券(1,120円)を三宮駅と六甲ライナー住吉駅で販売。通信販売もある。
詳しくは神戸新交通事業課
TEL:078-302-2775(午前9時~午後5時。土、日曜日と休日除く)